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旅立ちまでの記録

8月13日の夜、Quebecの動物病院からTiffanyをホテルに連れて帰った
明日は朝早くホテルを出て、いつもの病院へ向かうことにした
Tiffanyの体調が良くないのは分かっていたけど、Tiffanyが一緒にいてくれるだけで、私の心は驚くほど穏やかだったし、とっても嬉しかった
一緒にいられるだけで、こんなにもシアワセ☆
どんな状態であっても、愛おしい愛おしい、私のTiffany

Quebecでお世話になった獣医さんからも、「安楽死について考えてる?」と訊かれていた
もちろん安楽死なんて全く考えていない
だってこの子はこんなにも頑張っているのだから
でも、その言葉を聞くだけで、Tiffanyの容体は良くないのだと言うコトが良く分かった

8月14日朝3時過ぎに起きて出発の準備をした
Quebecからいつもの病院まで、Non-Stopで10時間程。時々休憩をはさみながら急いだ
車に乗っている間、何度も振り返ってTiffanyの様子を見た
息をしているのが確認できるとホッとした
何度か休憩したけど、Tiffanyはクレートから出てくることはなかった
でも、クレートごと車から出して、大好きな芝生の上に置き、外の空気を吸わせた
Tiffanyは疲れた様子だったけど、Nonnの動きは追っていた
Nonnも、Tiffanyを気にかけているようだった

16:30頃、無事にいつもの病院に到着
Quebecの先生からも連絡が行っていて、到着後間もなくDr.Kimの診察室へ通された
あまりに待ち時間が少なかったから、嫌な予感がした
そして私たちに選択肢が提示された
安楽死させるか、最後の一手に賭けるか…
Tiffanyは死ぬためにこんなに頑張ったんじゃない。だから安楽死は拒否した。確かにTiffanyは辛かったと思うけど、癌によってあらゆる臓器の機能が低下しているコトと肺が圧迫されて呼吸が苦しいコト以外は、特に痛みがあって苦しいワケではないと言われていたし、現にTiffanyの呼吸は早いものの、耐えがたい苦しみに耐えている様子はなかったから。
最後の一手というのは、強い薬を投与して一気に寛解にまでもって行く。但しその効き目は2,3週間。その間に体力を回復させることができたら別のプロトコルの抗がん剤を試すというもの。その強い薬は8割のケースで効き、次に予定されている抗がん剤は4割のケースで効くという…
但し、Tiffanyの今の状況は非常に良くないので、強い薬を投与するコトで亡くなる可能性もあると告げられた
そして強い薬を投与する場合は、最低2日の入院が絶対必要だとも。。。

私たちは、自宅へ連れて帰るつもりでいた
でも、この時点で自宅へ連れて帰る=死、だと言われた
その強い薬が8割の場合で効果を発揮するのなら…最後の望みに賭けたいと思った。私は、いずれ抗がん剤治療で寛解に持って行くことができたら、アメリカのごくわずかな病院で受けられる骨髄移植を受けて、完全に癌を治すつもりでいた。"8割"という数字に、私たちは賭けた
Tiffanyを連れて帰れないのは本当に辛かったけど、、この薬が効けば、この先も少なくともしばらくは一緒にいられるから、どうかこの数日の入院だけは我慢してね、そんな想いだった

Tiffanyを入院させて自宅に戻った
すぐにNonnに夕ごはんをあげた
淋しかった。不安だった。
薬が効けば今すぐどうにかなるワケではないのだけど、とにかくとっても淋しくて不安だった
Tiffanyに会いたくて、Tiffanyが恋しくて仕方なかった
不安で不安で、淋しくて淋しくて、ずっとずっと泣いていた
Yukaさんにメールをした。Yukaさんがご旅行中だってことは分かっていたけど、Reikiを送って欲しいコトと、アニマル・コミュニケーションをして欲しいとお願いした
Yukaさんはすぐにやってくれて、私からTiffanyに伝えたいコトを伝えて下さり、Tiffanyが私たちに伝えたいコトを伝えてくれた

以下、Yukaさんからのメールの転載デス
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今レイキ送りつつ繋がってみました。

ティファニーちゃんからは
「家に帰りたい。ママを助けなきゃ。私のしごとです」
と伝わってきました。

オーラは全体がベージュの中に全身に黒い玉が広がっているように見えました。たぶんエネルギーが弱まっているベージュと、ガンが広がっている黒だと感じますが、これは医学的見地でないのでご了承ください(コミュニケーターは診断してはいけないので)。とにかく黒い部分を取って、取って、ゴールドのエネルギーを注ぎました。地球とグランディングさせ地球と繋がっているようにしました。
「まだよ。地球と繋がってて」と伝えつつ。

「しんどい」と言います。
胸に赤い、たるれようなエネルギーがみえ、動悸があるのかな、という感じを受けました。

「元気になって、おうちへ帰ろう」と言うと、静かな落ち着いた表情になりました。すべて受け入れているような深遠な顔でした。

「ママとパパはティファニーのこと、大好きだよ。まだ一緒にいたいよ」と伝えると、
「ママに伝えて。嬉しかったよ。会えた日のこと。私を選んでくれてありがとう。」
そして「しんどいよ…」と伝わってきました。
「よくがんばったね」と言うと、「ママのとこに帰らないと…」と伝わってきました。
「うん、帰ろう。元気になって帰ろう」と伝えると、
「自信がない」と伝わってきました。

「体調わるいのに旅行連れてっめごめんね」と伝えると、
「ううん、いいの。私が行きたいって言ったんだから」と伝わってきました。
「そうなんだ?」と言うと、
「うん、そうよ。だってその方がママが喜ぶでしょ。私はみんなの喜ぶ顔を見たいの」
「帰らないと…ママのそばに、いないと」

「エネルギー送るからね」と伝えると、
「体力、自信がない」と伝わってきました。

「またフロリダ行ってビーチ走ろう」と言うと、思い出したように「楽しかったなぁ…」と伝わってきました。
「楽しいこと、いっぱいあった!」と言うので、
「よかったね!」と言うと、ニコッとしました。

かなり弱まっているようで、体力に自信がないようです。
常に私からは「伝えたいこと伝えてね」をベースに会話しました。

ごめんなさい、まださっきのメールにお返事いただいてないので、どうしたいか、とは聞いてませんが、伝わってきたのは、さいごは、
「さわっててほしい。おなかを。ママの手で」
とのことです。

「例え離れてても、ママたちと繋がっているからね。大丈夫よ。安心して病気治そうね」と伝えると、
「離れてても大丈夫なんだよね?」と返ってきたので
「そうだよ、繋がっているよ」と伝えました。にっこり安心しているようでした。

「さいごは、さわっててほしい。安心するの」ともう一度伝わってきました。

今のところ、以上です。
ティファニーちゃんはこのように言っていましたが、マダムいずさんとご主人が少しでも納得される形も大切ですし、獣医さんの指導が大切だと思います。きっとどの道を選んでも、ティファニーちゃんはマダムいずさんとご主人さまの愛情からのことだとわかってくれます。
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そしてYukaさんからこの前に送られて来ていた別のメールには、
「もし家に帰りたいって言ったら尊重できますか?」っとあって…

私の気持ちは固まった
Tiffanyをお家に連れて帰ろう!
この命はTiffanyのモノ。Tiffanyの犬生なんだ。Tiffanyがお家に帰りたい、家族と一緒にいたいと言っているんだもん。Tiffanyの望みを叶えるのが、私たち親の務めであり、愛だと思った

KennyにもYukaさんからのメールを見せた
Kennyはすぐに病院に電話をした
夜11時を過ぎていた。面会は夜11時まで、様子を聞く電話は夜12時まで可能だった
TiffanyはICUに入っていて、特に変わった様子はなく大丈夫だと伝えられた
今日中の退院は出来なかったけど、その場で朝1番の面会の予約をした

元気印の太陽のようなTiffanyが弱っていく…
あのTiffanyが、しんどいって、、、自信ないって、、、
私にはTiffanyに何が起ころうとしているのか、はっきりわかった
会いたくて会いたくて仕方なかった。不安で不安でどうしようもなかった。泣くしか出来なかった。
こんな状況になってもなお、私のコトを心配してくれるTiffany
そんなTiffanyにこれ以上"頑張って"というのは止めようと思った
もうTiffanyは充分頑張ったのだから
お家に連れて帰るコトは、Physical的には辛いかもしれないけど、Mental的には満たされるはずだから
一緒にいることは、Tiffanyだけじゃなく私たち家族のMental面からも必要なコトだと気付いた

その夜はなかなか眠れなかったけど、泣きながらひたすらTiffanyにReikiを送った
そしてReikiに載せて、たっぷりの愛を送った。「待っててね、明日の朝迎えに行くから。絶対1人で逝かせたりしないよ。だから待っててね」

8月15日の朝を迎えた
面会時間は朝10時。9時に家を出るからその前にNonnとKennyとお散歩した
Tiffanyのコトを想って、Tiffanyのコトを話して、泣きながら歩いた
Nonnが愛らしくいてくれること、これが私たちの救いであり癒しだった

病院への道のりは長く感じた
時間通りに病院へ到着し、ICUに通された
酸素を供給された小部屋にTiffanyは入っていた
胸に溜まったお水を取って、酸素を供給されているお陰で、Tiffanyの呼吸は落ち着いていた
会えて本当に本当に嬉しかった
血圧も低下しているとのことで、点滴もされていた
Tiffanyを抱っこした
可愛い可愛いTiffany
待っててくれたんだね。ありがとう。ありがとう。ゴメンネ。お家に帰るからね
どんな状態であれ、Tiffanyに会えて、本当に嬉しかった
担当医から話があった
薬が効いているかどうかは2,3日後にならないと分からないコト、深刻な状況であり酸素を供給し続けないと厳しいコト、家に連れて帰るのは"非常に心配"であるコト、しかしICUに入院し続けたからと言っていつ何が起こっても不思議ではなく命の保証は出来ないコト…

「家に連れて帰る=死」と遠回しに言われていた。悩んだ。Kennyとも一緒に悩んだ。
Tiffanyはそんな私たちをじっと見つめていた
答えはやっぱり決まっていた
私たちはTiffanyを連れて帰ると決めた
連れて帰るかKennyと話し合っていた時、Nonnがワンワン吠えていた。でも、「連れて帰る」と決めて医者に伝えた瞬間から、Nonnはピタリと吠えなくなった。きっとNonnは私たちに必死に伝えようとしていたんだろう「Tiffanyをお家に連れて帰って」と

自宅で出来る限り看病したくて、病院の人にいろいろと相談したけど、自宅療養をサポートする体制は一切なかった。でも、私が守ってみせると思った
退院手続きは時間が掛った
支払いを済ませて、「自己責任だよ」という書類にサインして、車に乗り込んだ
Tiffanyはクッションに載せて私が抱っこした
Tiffanyの重みが嬉しくて、Tiffanyを膝に載せていられることがたまらなく嬉しかった
Kennyが車を運転しながらTiffanyにたくさん声を掛けた
私は静かにTiffanyを撫でていた
可愛いTiffanyちゃん
嬉しかった
幸せだった
お腹をいっぱい撫でた
ずっと触っていた
Tiffanyは脚の体勢を変えたそうだったので、変えてあげた
ちょっと呼吸が早くなって来た
「ちょっと苦しそう」っと、Kennyに言った
Reikiしながら撫で続けた

ふと、力なく横たわっていたTiffanyが首をぐっと持ち上げた
そして可愛いお目目をぱっちりと開いて、私を見上げた
じっと私を見つめてくれた
2,3秒見つめてくれただろうか、次の瞬間、Tiffanyの力がすーっと抜けて行くのを感じた
呼吸が止まった
心臓が動かなくなった
必死で名前を呼んだけど、反応しなかった
病院を出てから約20分、お家まであと20分程のところだった
お家まで間に合わなかった
間に合わせたかったけど、間に合わなかった。。。

でも、KennyもNonnも私も、みんな一緒なら、そこがどこであっても"お家"だよね
みんなでいっぱいお出かけしたこの車の中で、Tiffanyは天へ…
私の腕の中で、私の膝の上で、私がお腹を撫でている時、Tiffanyは旅立った

いっぱいいっぱい頑張ったね
本当に本当にありがとう☆

最後にTiffanyの目に映ったのは、紛れもなく私だった
最後の呼吸を感じ、最後の温もりを感じたのも私
こんな幸せなコトがあるだろうか
最期の瞬間を私の腕の中で迎えてくれてありがとう
本当にありがとう
悲しくて悲しくてどうしようもないけど、Tiffanyが望む最期を叶えられたコトで、私の心には幸福感も生まれていた
「さいごは、さわっててほしい。安心するの」
このTiffanyの希望、叶えられたね
ありがとう、本当に本当に、ありがとうね☆
ママの大切な大切な、愛しいTiffanyちゃん
ありがとうね

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Tiffanyちゃんのご冥福をお祈りいたします。
Tiffanyちゃんは、皆さんに出会えて、愛されて、とても幸せだったと思います。
何より、いずさんの腕の中で最後をむかえられて、本当に安らかに旅立てたのでは、と思います。

アニマルコミュニケーションやレイキでTiffanyちゃんと繋がれること、
とてもうらやましく拝見しました。
昨年実家のマリンが亡くなりましたが、生前にせめて一度でもマリンの気持ちを聞いておけばよかったです。
マリンの最後も、家族全員に見守られての最後でしたので、
マリンにとっても、家族にとってもそれが一番だった、と今も思っています。
花梨はマリンがいなくなって、ちょっと成長ました。
お友達を作ろうとしなかったのに、急にご近所の2匹のワンちゃんと仲良くなりました。

Nonnちゃんにも、なにか良い変化があるんでしょうか?
もしあったら、やっぱりTiffanyちゃんの仕業かもしれませんよね。
家族みんなが幸せになれる何かをいっぱい今も遠くから送っていてくれると思います。

こんばんは。

久しぶりに遊びに来たら、Tiffanyちゃんが虹の橋に行っていたなんて。。。
Tiffanyちゃん、病気と闘って頑張ったね。
ちゃんとパパとママが来るのを待って
ママの腕の中にいられたこと、とっても幸せだったと思います。
私も2度ほど経験がありますが、本当に悲しいですよね。
でも、マダムいずさんは、とっても愛情を注いでいたから
時間が解決して、「楽しかった、いい思い出」になるハズです。

Tiffanyちゃん、虹の橋でいっぱいお友達を作って
走り回るんだよ。

Tiffanyちゃんのご冥福をお祈りいたします。

花梨母さんへ

こんにちは。温かなコメント、ありがとうございます。
本当にReikiの伝授を受けていてヨカッタです。
病気になってから、毎日のようにお腹にReikiしていました。アニマルコミュニケーションで「お腹を触って欲しい」と言ってくれたと知り、ReikiがTiffanyに届いていたと分かり、とても嬉しかったです。
ホント、家族みんなで見送るって、お互い幸せなことですよね。
花梨ちゃん、淋しかったのですね。頑張りましたね。
NonnはTiffanyが我が家に来た事で、本当に成長しました。きっとこれからも良い変化があると良いなと思います。
そうですね、ホント、これからもずっと変わらず傍にいてくれると思います。
Tiffanyのこと、温かく見守って下さって本当にありがとうございました。

くるみんさんへ

こんばんは。
本当にあっという間に、虹の橋に行ってしまいました。。もっともっと看病したかったのに。。。
でも、いっぱい頑張ってくれたし、いっぱい喜びをくれたし、私は幸せデス。
それにしても、何度経験してもこの悲しさには慣れませんね。。。私も物心つく前から常にワンコと暮らして来て、何度も見送っていますが、、やっぱり耐えがたい悲しみです。。。
きっと今はお空を猛スピードでキラッキラの笑顔で駆けまわっていると思います。
優しさ溢れるコメント、本当にありがとうございました。

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なるほどこんなことが、あったんですね。よくわかりました。やはり僕も同じ気持ちです。連れて帰って家で過ごさせてあげたい。きっとTiffanyちゃんもそう思っていたと思いますよ。最後は、やはりママさんに見て欲しかったんでしょうね。ホントTiffanyちゃんお疲れ様。よく頑張ったね。

鍵コメさんへ

ありがとうございます。
本当に本当に、Tiffanyには感謝しかありません。
我が家に来てから旅立つまで、ずっとずっと喜びばかりをくれました。
頼りないママだったけど、最期の時、Tiffanyの望む形を叶えられたコトが、本当に嬉しいです。愛しい我が子の最期をしっかりと見送れて、光栄でした。
本当に天使デス。これからもずっと寄り添ってくれていると信じています。
いつもいつもありがとうございます。
鍵コメさんのお言葉に、いつも支えて頂いています。本当にありがとうございます。

いさぱぱさんへ

こんにちは。ありがとうございます。
本当は一緒に過ごしたお家に、連れて帰りたかったです。。家には間に合わなかったけど、家族揃って最期の瞬間を一緒に過ごせたことが、本当に嬉しいです。辛いけど、でもやっぱりシアワセですよね。
Tiffanyには感謝しかありません。ずっと一緒です。
Calender
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